日本の勤務時間
日本の勤務時間は普通朝9時から午後5時までで、お昼は1時間の休みがあります。だから、午前3時間、ごご4時間の実質7時間労働で、大体どこの国も同じです。
日本は諸外国と違うのは、仕事が終わってからです。会社の同僚とお酒を飲みながら一緒に夕食をとり、そこでもまた仕事の話をすることが多いことです。だから日本の繁華街には居酒屋が多く、競争が激しいので値段は割合と安いです。
それから、上司と部下が一緒に食事をする必ず給料の多い上司が奢ることになっています。
会社と部活動
日本の会社では、社員を採用する時には体育会系が歓迎されます。運動能力と会社の運営は本来関係ありません。しかし日本は基本的に縦社会なので、体育会系と体制が近いのです。
上司と部下はもちろん縦関係ですが、顧客と店員、発注側と受注側も実は縦関係なのです。これも、よりよい態度でより多くの顧客を引き付けるための技術だと言います。
民主主義で育った文化系の学生は、顧客や上司とも同等の立場を保とうとします。だから、言い訳や自己主張が多くなって教育に時間がかかるのです。
日本の年度
一般の国では「年」と「年度」の区切りは同じですが、日本では「年」と「年度」は区切りが'違います。
「年」は一月から十二月、「年度」は四月から翌年3月までを言います。日本では学校も会社も年度で行い、学校は他の外国とはまったく違って九月からではなく四月から新学年と言うことになります。
会社にも、3月で学校を卒業した人たちが、新入社員として入社してきて新しい生活が始まるのです。会社では年度の3月に総決算をするため、とても忙しい季節になります。
日本人と休暇の使い方
欧米人は仕事と自分自身の余暇をはっきり分けるのに対し、日本人はほぼ仕事もプライベートも、会社の人と過ごす事のほうが多いです。
例えば、カラオケに行って歌ったり、バーでお酒をのみながらお喋りしたりと言った余暇活動は、本来なら仕事関係以外の人とする活動です。しかし日本人は、仕事以外の場所でも仕事仲間と行動と共にする事が多いです。
こうした関係は仕事仲間への理解や仕事の効率にもたうかがります。しかし一方では、定年などで仕事仲間と関係が切れると一体何をしたらいいのかわからない、ということもなります。